(2)次のクイズです。
【クイズ】C社株チャート、売り・買い、どっち?
チャートを見るとき、出来高(売買高)も一緒に見る習慣をつけましょう。一般的に、出来高は人気のバロメーターです。C社チャートは、高値から株価が下がるにつれて、出来高が減少していることがわかります。つまり、株価が下がりつつ、人気もなくなってきているわけです。
C社株の投資判断は「売り」です。天井をつけた後の安値を更新しており、ここから下げが加速する可能性があります。
(3)逆さチャート
すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、C社チャートは、冒頭のB社チャートの上下をひっくり返して作った「逆さチャート」です。出来高も逆さにしています。出来高増加は減少、減少は増加になるように作っています。
買いシグナルの出ているチャートを逆さにすると、売りシグナルの出ているチャートになります。売りシグナルの出ているチャートを逆さにすると、買いシグナルの出ているチャートになります。
このように、チャートのシグナルは、上下対称です。買いシグナルがわかるならば、それを逆さにしたものが売りシグナルとなります。
「買いシグナルの見方がわかるのに、売りシグナルがわからない」と感じている読者の方は、恐らく、買いシグナルが出ている銘柄を買う行動を取れるが、売りシグナルが出ている銘柄を売る決断ができないのだと思います。
チャートを見れば下がりそうだと感じることはできるのに、あえてチャートを見ない、あるいは、見ているのに希望的観測から売りを実行しないために、売りシグナルを生かせないのだと思います。