中央銀行が相場操縦する世界
世界最大のヘッジファンド「ブリッジ・ウォーター」のレイ・ダリオが指摘するように、中央銀行が相場操縦する世界で、相場の不確実性が高まっている。そして世界がここ5年、ましてや10年で、どのようになるかを知るのは、ほとんど不可能であるということだ。
中央銀行は経済的・金融的安定を築こうとしていると世間的にはみなされているが、実際には、巨大なバランスシートと市場介入によって、金融市場にとてつもない不安定性と不透明性を築こうとしているのだ。
2020年末までに連邦債務はほぼ確実に28兆ドルを超える
景気後退確率指数
帝国は(人間と同じように)最終的に終わる典型的なライフサイクルを持っている
したがって、筆者はマーケット・ニュートラル戦略を推奨してきた。相場がバブルで暴騰しようが、バブルの崩壊で暴落しようがどちらに転んでもいい(壊滅的な損失はしない)戦略である。
わかりやすい例としては、アマゾン(AMZN)を買って同金額のS&P500指数先物を売っておく戦略である。中央銀行バブルが崩壊するまではこの作戦が基本となる。
アマゾン株は今週3,000ドルを突破した。
アマゾン(日足)と順張り売買シグナル
グリーン:買いトレンド・オレンジ:売りトレンド
S&P500とアマゾンの騰落率