人気トップ10銘柄の業績をチェック

 優待銘柄を選ぶ時、「優待内容」「配当利回り」だけで決める方もいますが、株式投資である以上、最低限、足元の業績はチェックしましょう。まず、人気トップ10の前期から今期にかけての連結営業利益の推移を見てください。

  前期・今期とは、パーク24は2018年10月期・2019年10月期、ヴィレッジヴァンガード・キユーピーは2018年11月期・2019年11月期のことです。その他の銘柄は、2018年12月期・2019年12月期のことです。

10~12月優待人気トップ10の連結営業利益:前期実績と今期会社予想

出所:各社決算短信より作成、営業利益率は今期営業利益(会社予想)を今期売上高(会社予想)で割って算出。あおぞら銀行には営業利益がないので、営業利益率はNA

 業績動向に加え、注目していただきたいのが、営業利益率です。利益率の高い企業には、収益基盤が堅固な銘柄が多く、長期投資する上で有望です。ここでも、日本たばこ産業の利益率(23.9%)の高さが光っています。日本マクドナルド(営業利益率9.8%)、パーク24(同7.1%)も利益率が高く、収益基盤がしっかりしていて、投資魅力は高いと思います

 東海カーボンは利益率(25.3%)がとても高いが、同社は利益率の変動が激しく、現在の高利益率は一時的の可能性もあります。