優待人気の高い企業の株価が下落。買いか待ちか?

 8月優待の人気株に多い流通・飲食・小売関連株はイオンを筆頭に、2016~18年に高値をつけた後、2019年に入って株価が下落している企業が多くなっています。

 株価がどこまで下がるかを当てるのはプロでも困難です。ただ、狙った銘柄の長期月足チャートを見て、過去5年超の安値や株価がもみ合ったゾーンなどを見つけ、「ここまで下がったら買ってもいい」と自分なりに思える株価を設定すると、納得して長期保有できるはずです。

 すでに株を保有していて含み損を抱えている人は、株価が下がったところで買い増しをして、平均購入単価を下げると同時に、優待内容のランクアップを狙うのも一つの考え方です。

 株価の下げ止まりは確認できないけれど、どうしても優待権利を取得したい場合は、優待権利付きの「つなぎ売り」を使って、株価の下落のリスクをおさえることもできます。
 ※手数料がかかります。つなぎ売りの注意点について詳しくは、「リスクを抑えて株主優待を獲得する「つなぎ売り」について」をご覧ください。