本日は3月決算で、株主優待が魅力的、かつ配当利回りが魅力的な銘柄をご紹介します。

株主優待の魅力だけで銘柄を選択すべきではない

 日本には「株主優待制度」という、世界でも珍しい制度があります。上場企業が株主に感謝して贈り物をする制度ですが、本来、株主への利益還元は配当金を支払うのが筋です。

 ところが、日本の個人株主の一部に、お金(配当金)をもらう以上に贈り物(株主優待)を喜ぶ風潮があることから、株主優待という制度が存続しています。小売・外食・食品業では、個人株主がそのままお客さま(会社製品の購入者)になることもあるので、広報宣伝活動の一環として、優待品に自社製品を積極活用する企業が多数あります。

 とても魅力的な制度なので、積極的に活用したら良いと思います。ただし、株主優待だけに注目して銘柄を選ぶのは、個人株主にとって合理的な投資とは言えません。

 そこで、優待投資で失敗しないため、いくつかの観点をお伝えします。