日本株の投資戦略
日本株の投資戦略について、結論はいつもお話ししていることと同じです。日本株は割安で、長期的に上昇余地が大きいとの見方は変わりません。
短期的には、日経平均が夏場にスピード調整する可能性に注意が必要と考えています。ただし、短期的な動きについては決め打ちはできません。日本株を持ち過ぎないように注意するとともに、日本株を売り過ぎてしまうこともないように、「中立」ポジションを維持するのが良いと思います。
円高に反転する時、米国の生成AI関連株がスピード調整に入る時には、日経平均も調整する可能性があると思います。
以下、ご参考まで、日本株にも米国株にも季節的に夏場に調整することが多いというアノマリー(明確な根拠はないが、株式市場などのマーケットの規則性や経験則)はあります。今年そうなると決め打ちはできませんが、そうなる可能性はやや高いと考えています。
日経平均の月別、平均騰落率:1994年1月~2024年5月までの平均
S&P500株価指数の月別、平均騰落率:1994年1月~2024年5月までの平均
▼著者おすすめのバックナンバー
2024年6月27日:日本株&米国株、毎年恒例の「夏枯れ」アノマリーは2024年もある?(窪田真之)
2024年6月18日:次の景気後退はいつ?日本株投資で勝つための「景気1サイクル投資」(窪田真之)