英国の予想外の利上げとオミクロン騒動の解釈
米国株相場との連動性が高いクロス円相場は、基本的に米国株次第の動きとなるだろう。豪ドル/円やNZドル/円は特にその傾向が強い。
豪ドル/円(日足)
![](/mwimgs/d/0/-/img_d03eb0b4dc488abcc0cf439501567aa233149.png)
出所:楽天MT4・石原順インディケーター
NZドル/円(日足)
![](/mwimgs/7/4/-/img_74e1317ad2f991df31c20624e7b0c94053389.png)
出所:楽天MT4・石原順インディケーター
市場が驚いたのは、英国の予想外の利上げである。オミクロン騒動に関係なく利上げを敢行した。この利上げについては、「イングランド銀行は2回続けて言っていることとやっていることが違う!」と怒っている運用者も多かった。
さすがは007の国! 「二枚舌」というダブルスタンダードのアングロサクソンらしいインフレヘッジである。
ポンド/円(日足)
![](/mwimgs/c/2/-/img_c2174bd2ecc0089239ba67fe956c006f37500.png)
出所:楽天MT4・石原順インディケーター
オミクロン騒ぎの最中、BOE(英国中央銀行)が利上げに踏み切ったことで、米国もオミクロンに関係なく淡々と利上げに踏み切るとみる市場関係者は増えている。
ドル/円の下値が堅いのも、米国はオミクロンに関係なくターボ・テーパー(テーパリングの加速)や利上げを行うだろうという観測が影響しているのだという。
ドル/円(日足)
![](/mwimgs/f/7/-/img_f744adb267309cac9fb2cc4c8412ecb231980.png)
出所:楽天MT4・石原順インディケーター