NZドル相場は9月をボトム(底)に年末まで反発しやすい傾向を持っている!?

 株式市場は5月から10月の半ばまではよくてレンジ相場で、買いトレンドが発生しにくい。したがって、株式投資の王道投資手法は「10月末に買って翌年の4月末に売る」という「黄金の半年投資ルール」である。

 歴史的にみて、例年7月半ばから9月までは米国株が下げやすく、この時期はクロス円相場の下落に注意が必要な時期である。

 NZドル相場が「9月をボトム(底)に年末まで反発しやすい傾向を持っている」ことは、7月8日のレポート「クロス円相場の年間の買い場はどこか!?」で述べたが、今後もまだ買いチャンスはありそうだ。

NZドルのシーズナリーチャート(過去20年の平均)

出所:エクイティクロック

NZドル/円(日足)

(赤↑=買いシグナル・黄↓=売りシグナル)
出所:楽天MT4・石原順インディケーター

 相場に絶対はないが、米国株のシーズナリーチャートとNZドルのシーズナリーチャートから導かれるNZドル投資の確率的な答えは、9月と11月に逆張りのNZドル買いを狙うことだ。

 NZドル/円相場は8月の下げに注意しなくてはならない。中期的には9月のボトムが買い場だが、筆者は毎年11月の頭に裁量取引でNZドル/円と米国の株価インデックスを買っている。もちろん、ストップロス注文は必須である。