年後半に、米景気過熱の可能性も

 米国では、バイデン政権がコロナ対策として巨額の財政出動を計画しています。FRB(米連邦準備制度理事会)は、米景気が回復に向かっても、大規模な金融緩和を続ける見込みです。今年の後半、コロナ収束と、巨額の財政出動、金融緩和が重なれば、米景気が過熱する可能性もあると考えています。

 中国は既に、コロナ収束と大規模な財政出動で、景気が順調に拡大しています。日本の景気も、年後半には、米国・中国回復の恩恵を受けて、回復色が強まるとみています。

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