今年に入り外国人投資家が日本株を1.3兆円超買い越し

 日経平均急騰を引き起こしたのは、外国人投資家です。今年に入り12日までで、外国人投資家は日本株を、株式現物と株価指数先物を合わせて1.3兆円超、買い越しています。

 いつも説明している通り、日本株の動きを支配しているのは外国人です。外国人が買うと上がり、外国人が売ると下がる傾向が、過去30年以上続いています。

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と先物の合計):2022年1月4日~2024年1月19日(外国人売買動向は2024年1月12日まで)

出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成 注:外国人売買は、株式現物と日経平均先物、日経平均ミニ先物、TOPIX先物の合計。棒グラフが上(プラス方向)に伸びているのは買越、下(マイナス方向)に伸びているのは売越を示す

 米ソフトランディング期待が日経平均上昇の背景にありますが、それだけではありません。1月に入り、円安が進んだことが、外国人の日本株買いを呼び込みました。