1月相場にご用心!?

 さて、昨日の夜中に電話がかかってきて、何かと思えばS&P500種指数が短時間で急落しているのだという。この5日分の上げを2時間で喪失した。流動性のないクリスマス休暇シーズン特有の動きの可能性もあるが、気をつけなければならないのは1月相場だ。

S&P500CFD(5分足) 2時間で5日分の上げ幅を失う

(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)
出所:楽天MT4・石原順インディケーター(メガトレンドフォローの売買シグナル)

 S&P500の週足をみると、上ヒゲの陰線となっており相場反転の可能性を示唆している。

S&P500(週足)

上ヒゲに警戒! 赤のライン:52週移動平均線
出所:石原順

 近年の相場は1月と3月が下げやすく、「3月に買って12月に売るのがベスト!」というパターンとなっている。米国株の1月のパフォーマンスをみると、11営業日から20営業日(休日を除いたトレーディングデー)まで相場が下げる傾向にあることが分かる。

 1月相場は「いってこい」や「ふるい落とし」というボラタイルな相場となりやすいので、それを考慮して慎重に相場に参入したい。

S&P500インデックスのシーズナルチャート(過去20年の平均)

出所:エクイティクロック