お金と投資をもっと身近に
facebook twitter
久々に動くか?長期抵抗線を試すドル円相場に注目
石原 順
外為市場アウトルック
リーマンショックの影響による景気回復に向けた歳出の増大が、世界中で財政赤字の拡大を招いた。政治家は財政再建をしなければならず、その結果、景気対策は中央銀行に押し付けられることにな…

久々に動くか?長期抵抗線を試すドル円相場に注目

2011/12/15
数社の海外ファンドの運用を担当する現役ファンドマネージャーとして活躍する石原順氏による外国為替市場レポート「外為市場アウトルック」。お客様の投資のヒントにお役立てください。
facebook twitter 印刷する

今年も残すところわずかとなったが、2011年のドル/円相場は「年前半はドル高・年後半はドル安」となった。変動相場制以来のドル/円相場の循環をみると「年前半はドル高・年後半はドル安」というパターンが多いので、例年通りということになる。この「年前半はドル高・年後半はドル安」というパターンが崩れる年は、概ね諸外国に比べ米国の金利が高いときである。

ドル/円(月足) 1990年~2011年 年後半のドル安相場(黄色の部分)


(出所:石原順)

ユーロの債務問題・金融危機が長引くことでドルが相対的に高くなる相場が続いている。また、米国のFOMCで2回連続追加緩和が見送られていることでQE3観測が後退しドルインデックスも11月から上昇基調となっている。

ドルインデックス先物(日足) QE3後ズレ観測でドルの戻り相場が続いている


(出所:石原順)

ドル高が続いているので、ドル/円相場にも一段高の可能性が出てきている。現在、投機筋の興味を集めているのは、ドル/円の長期抵抗線だ。最大の注目チャートは「2007年高値から引いたドル/円月足の長期抵抗線(トレンドライン)」で、シカゴ筋の間では「ここを狙って円安を仕掛けようという投機筋が円売りポジションを構築している」という噂が囁かれている。ドル/円の週足も2010年から引いた長期抵抗線に接近しており、同様の興味を集めている。

ドル/円(月足)

2007年から引いた長期トレンドライン(赤)
20カ月移動平均線(緑)


(出所:石原順)

ドル/円(週足)

2010年から引いた長期トレンドライン(赤)
一目均衡表の<雲>(ピンク)


(出所:石原順)

ドル/円(週足)

上段:60週移動平均線(緑)
下段:14週RSI(赤)


(出所:石原順)

仮にドル/円相場が上記2本のトレンドラインを上抜いても、その先には「ドル/円(月足)の20カ月移動平均線」・「ドル/円(週足)の60週移動平均線」・「ドル/円(週足)一目均衡表の<雲>」など、強力な抵抗線が控えている。しかし、投機筋がこの長期抵抗線を試しに行くとすれば、比較的短期間で80円辺りまで円安が進む可能性もある。

ユーロは鉄の女メルケル首相が相変わらず“No”を言い続けており、イタリア国債がまたもや危険水域に入ろうとしている。ユーロは10月安値の1.3146を下抜けたことで急落し、心理的節目の1.3000も割り込んだ。そうなると、投機筋のターゲットは年初来安値の1.2874となる。遅かれ早かれ、そこを試しにいくだろう。

イタリア10年国債金利(日足)


(出所:石原順)

ユーロ/ドル(日足) 13-21日移動平均バンド(水色)21日移動平均線を越えられず…


(出所:石原順)

ユーロ/ドル(日足) 次の下値ターゲットは?


(出所:石原順)

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

はじめよう株主優待
人気記事ランキングTOP
トウシル TOP
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください久々に動くか?長期抵抗線を試すドル円相場に注目

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

久々に動くか?長期抵抗線を試すドル円相場に注目

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。