鉄則2:事業内容をきちんと理解できる銘柄に投資

 鉄則2で、銘柄選択力と言いたいところですが、そんなに簡単に銘柄を見抜く力はつきません。たとえ、一生懸命アナリストとして精進して自信を持って買った銘柄でも、突然ビジネス環境が変わって成長できなくなることもあります。

 鉄則2には、「事業内容を知ってから投資する」を挙げます。これならば、個人投資家でも誰でも努力すればできます。投資しようと思っている企業のウェブサイトに入り、製品サービス内容やIR(投資家情報)を開いて、しっかり読んでください。専門家でなくてもわかるように、丁寧に説明してあることがほとんどです。

 何をやっているか十分に理解した上で投資しましょう。「これ、いいらしい」といううわさだけで投資するのは、やめましょう。流れが来ていてどんどん株価が上がっているときは良いですが、流れが止まって株価が急落したとき、何をやっている企業か知らなければ、どうしていいかわからなくなります。

 完璧に理解できなくても、ある程度、どんな企業かわかっていることが必要です。そうすれば、身の回りの変化や、新聞のニュースなど見ている内に、「すごい追い風が吹いている」とか、「成長ストーリーが崩壊した」とか理解できることもあります。

 以上、今日の話をまとめると、マザーズに投資するためには、「流れを読んで、流れに乗りましょう」。そして、「企業内容をきちんと理解して」から投資しましょう。