安定感バツグン!老舗優待銘柄5選

 まずは老舗。メーカーの新商品詰め合わせで毎年のトレンドを感じたり、毎年図柄が変わるオリジナルクオカードをコレクションされたりしている方も多いかと思います。また長期優待の縛りがあり、気が付いたら3年、5年がたっていたという銘柄もあるのでは。

 長期で優待を出しているということは、優待廃止のリスクも少なく、継続的に配当を続けている企業ですと、長期保有のメリットも感じられます。

 また、長く持っているとその株の癖のようなものも分かり、下がったときに株数を増やして配当や優待のランクアップを狙うのも株投資の楽しみ方かもしれません。「この銘柄なら任せて!」と言えるような優待老舗銘柄のプロになるのもよいのでは。

老舗優待銘柄1:ライオン(4912)

 ライオン(4912)は年に一度、新製品を中心にした商品詰め合わせが贈られます。株主への優待ですが、消費者でもあるので、自社の商品を好きになってほしい、今年はこんな商品を出しましたとのごあいさつとも感じられ、これぞメーカー系の優待品だと思います。

老舗優待銘柄2:吉野家ホールディングス(9861)

 先日、優待変更を発表した吉野家ホールディングス(9861)も優待老舗。BSEの影響で牛肉の輸入が厳しく、業績悪化したときも優待は継続していました。

 変更内容は2月・8月とも100株で3,000円分の食事券でしたが、これが100株で2,000円分となり、100株優待はグレードダウン。

 しかし200株優待を新設、200株ですと5,000円分の食事券となりお得。優待を使って株主心理をくすぐるのも人気優待、老舗優待ならではですね。

老舗優待銘柄3:オリックス(8591)

 今では人気優待の1位、2位を争うオリックス(8591)ですが、優待導入は2015年と老舗とはいえませんが、今後老舗の仲間入りをするだろうと期待して選定。

 当時は外国人持ち株比率が高く、個人株主が少なかったオリックスでしたが、魅力的な優待を発表し、あっという間に人気優待銘柄に。配当も高く、3年以上の長期保有でカタログがランクアップするのも楽しいです。

老舗優待銘柄4:アサヒグループホールディングス(2502)

 アサヒグループホールディングス(2502)の優待、株主限定ビールも長く続いていますね。

 投資額や利回り的にはそれほど魅力的ではないかもしれませんが、「限定」という何かスペシャルな言葉に弱い者としては外せない優待品です。

 通常売られている商品とどこが違うのか、昨年贈られた限定ビールと何が違うのか、私の舌では判断できかねますが、毎年楽しみにされている方が多い優待が廃止になることはないでしょう。

老舗優待銘柄5:リコーリース(8566)

 最後の1銘柄はリコーリース(8566)

 こちらも先日優待変更し、保有期間1年未満、100株はクオカード3,000円から2,000円にダウンしたものの、長期保有では金額変わらず。

 また300株のカテゴリーを新設。こちらの銘柄は配当利回りも高く、長く持つと優待額も増え、長期保有にお勧めの銘柄。ちなみにリコーリースがクオカードに優待変更したのは2007年からで、以前はコカ・コーラギフト券でした。