金券多し!新設優待銘柄5選

 一方、2020~2021年に新設された優待の内容は「プレミアム優待倶楽部」やクオカードなどの金券類、または自社運営サイトで使えるポイントなどが多くなっています。

 優待を出せる企業は既に出していますし、新規上場やサービス業、B to B(企業間取引)の企業などは自社商品ともいかず、このような結果になっているのではと思っています。

 その中でも2020年、2021年と気になった銘柄をいくつかご紹介します。2020年新設優待は既に現物が届いていますね。

新設優待銘柄1:ひろぎんホールディングス(7337)

 まずは、圧倒的人気のひろぎんホールディングス(7337)

 2021年3月が初めての優待で、100株のカタログがネットで見られるようになったときにはなかなかつながらず、ヤキモキ。

 地方の名産品が選べる優待はやはり人気ですし、投資額もあまり高くなく、配当も高めと文句なしの新規オススメ優待。唯一の心配は人気になり過ぎて、欲しい商品がもらえないリスクでしょうか。

新設優待銘柄2:シミックホールディングス(2309)

 シミックホールディングス(2309)の優待も魅力的。2020年2月末に優待新設を発表し、2021年で2回目です。

 カタログから選べますが、お米5キログラムが人気でしょうか。他の商品も会社とゆかりのある地域からのもので、会社のことを知ってほしいとPRも兼ねた優待新設なのだと思います。

新設優待銘柄3:アマガサ(3070)

 会社の業績が少し心配なアマガサ(3070)ですが、女性を中心に優待内容の「靴1足」に惹かれた方も多いのでは。

 売り上げ減少が続き、継続前提に疑義注記が付いていますが、優待新設で株主を増やし、優待を使ってでも在庫を減らしたい意図があるのかもしれません。こちらの銘柄が老舗優待になるかはかなり怪しいですが、株価復活もあるかもしれない銘柄ですね。

新設優待銘柄4:築地魚市場(8039)

 2021年の新設優待も2020年同様、数は少なくさみしくなりました。ただ、その中でも築地魚市場(8039)の上昇ぶりはすごかったです。

 100株での初優待は漬け魚セットで、200株ですとプラスいくらの醤油漬け。増配とセットでの発表でしたので、インパクトは大きかったですね。私も2022年ぜひぜひ権利を取りたいと思っています。

新設優待銘柄5:ゆうちょ銀行(7182)

 最後に、新設優待の発表に驚いたゆうちょ銀行(7182)

 500株からと少しハードルは高いですが、配当もよいのでコツコツ買い集めても。2015年の上場以来、株価は元気なく、ここに来て「あなたも優待に頼ったのね」と驚きました。内容は「ふるさと小包」やオリジナルフレーム切手など、なかなかおもしろそうです。

老舗or新設の勝負の結果は? 

 老舗でも新設でも優待の魅力はどちらも変わらず。勝負は引き分けでしょうか。

 毎年変わらず安定した優待をもらいつつ、新設優待発表のアンテナを張って、老舗でも新設でも、どちらもおいしいところをうまくつかんで、優待投資をしていきたいですね。

今月のお宝優待株