今回は人気投資系YouTuberの1人、ぽんちよさんにご登場いただきました。

 社会人になってすぐ投資を始めたぽんちよさんは、その後、YouTubeチャンネル『めざせ!FIRE 投資・節約・副業 初心者の背中を押すチャンネル』を開設。今では登録者23万人を誇る人気チャンネルになっています。

 また、今年5月には初めての著書『めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとる』を刊行しました。

 そんなぽんちよさんに、YouTubeチャンネルや著書のタイトルにある「FIRE」(※)を中心に幅広くお伺いしました。

※FIRE:「Financial Independence, Retire Early」の略。経済的自由を確立し、早期退職すること。

友人に投資を勧められ、その日のうちに口座を開設

──5月に刊行された著書を拝読しました。ぽんちよさんは、YouTubeチャンネルでも著書でも「めざせFIRE」というフレーズを使っています。日本ではまだ「FIREって何?」という人も多いと思うのですが、このタイトルにしたのはなぜですか。

 たしかに僕のまわりでも知らない人が多いかもしれません。

 でも、特に20~30代くらいの若い人は絶対に知っておいたほうがいい考え方だと思っています。それでこのタイトルにしました。

──FIREとはひと言でいうと、経済的な自立を勝ち取り、早期退職しようということですよね。

 はい。これまでサラリーマンは定年まで働くのが当たり前でした。でも、若いうちにある程度資産を蓄えれば、定年まで会社にしがみつくことはありません。

 早くにリタイアして自分の好きな仕事や趣味を楽しむこともできるし、会社に勤め続けるとしてもムダな我慢や職場のいろいろなストレスを減らすことができる、という考え方です。

 僕自身も、会社勤めをしながらFIREを目指しています。

──最初からFIREを目指して投資を始めたのですか?

 いいえ、最初から意識していたわけではありません。

 社会人になって半年がたった頃、業務の一環で、上司の時給単価を知る機会がありました。昇進が早い方だったにもかかわらず、僕の時給の1.5倍程度しかありませんでした。

 それをきっかけに、自分の将来に漠然とした不安を覚えるようになりました。そんな折、そのことを大学時代の友人に話したら、「最近投資を始めたよ。オマエもやってみたら?」と勧められたんです。

 それで投資に興味を持ち、その日家に帰ってすぐ証券口座開設の申し込みを行いました。

──すごい行動力です。

 僕、大学の頃は「やらない理由を探す」タイプの人間だったんです。人に何かを持ちかけられても、いろいろ理由をつけて断ってしまうような……。

 それで、そういう自分を変えたいと常々思っていました。だから、その時はあれこれ考えずに、とにかく行動しました。

──動画やSNSで発信されている「やらない理由を探してない?」というフレーズは、その時のご経験から来ているのでしょうか。

 はい、そうです。

──投資を行ううちにFIREを意識するようになったのですか。

 その当時、毎朝、会社に行くのが嫌でしょうがなかったんです(笑)。その後、転職して、今は状況が変わりましたが、あの頃は毎日が苦痛でした。

 だから、米国でFIREという生き方が注目されていると知ったときは、これこそ自分が目指すべき道ではないかと思いました。