年後半、米景気が過熱するか否か、見極めが大切

 ファンドマネージャー時代に徹底していたことは、「予断を持たない」に加え、新しい流れに「誰よりも早く気づく」でした。年後半、米景気および世界景気が過熱すると、来年世界景気が減速するリスクが高まります。その空気を感じ取ったら、世界の株式市場は下げ始めます。

 新しい流れが出たことを見てから、「流れについていく」必要があります。景気過熱なら株を「売る」必要があるし、巡航速度の景気回復が長引くならば「売るべきではありません」。どうなるか、毎日ファンドマネージャーの気持ちで考えます。それをレポートに書いていきます。よろしくお願いいたします。

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