2:企業の情報を集める

 株価は、企業の決算や合併、買収、新事業、新製品、不祥事といったいろいろな出来事に影響を受けます。そこで、いくつかの候補銘柄をリスト化しておいて、個別に情報を探さなくても、証券会社のウェブサイトから、いっぺんに企業情報が確認できます。
 主に事業内容と、会社の公式発表であるニュースリリース、プレスリリース、「投資家情報」のページにある決算に関する情報をチェックしてください。このとき、売上高と営業利益が毎年増えている企業が銘柄選びの候補です。

3:ニュース

 新聞、テレビ、ネットニュースのチェックも欠かせませんが、すべてに目を通すのは無理でも、見出しだけをサッと見、そして気になるニュースだけ読むだけでも大丈夫です。

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4:ランキング

 それでも迷ったときは、証券会社がウェブサイト上などで情報提供しているランキングを参考にしましょう。ここでまずチェックすべきは売買代金出来高。その中でも売買代金に注目してください。

 売買代金とは株式市場で売買が成立した金額のことで、ランキング上位の銘柄ほど投資家の注目度が高く、活発に売買されていることを示しています。

 出来高は売買が成立した株数ことで、売買代金と同じくランキング上位の銘柄は多くの投資家に売買されていることを示しています。

 ただし、単純にランキング上位の銘柄なら「買い」というわけではありません。一時的な人気や材料、例えば、株が売買されるきっかけとなる情報によって売買されているだけかもしれません。そこで一時的な人気で上位にランクインした銘柄ではなく、「なぜ人気になったのか?」についてニュースでチェックして、良い話題で人気が続いている銘柄を候補にするようにしましょう。

 次は、株式の売り方について、解説します。

■知識ゼロからの投資・株式入門講座

01 そもそも株式投資とは?

02 株式投資のメリット、デメリットは

03 株式の買い方のルール

04 株式投資・銘柄の選び方

05 株式投資・情報の見方

06 株式投資・株式の売り方