※本記事は2019年2月28日に公開したものです。

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株式を売るとき、何を目安にすべき?

1:投資スタンスを考えることも大事

 安く買って高く売る、これが株式投資の基本です。実は「高く売る」の見極めが難しいもの。例えば、1,000円で買った株が10%値上がりして1,100円になったら売るでしょうか。売ると思った人、売らないと思った人、なぜそう思ったのか、答えられるでしょうか。

 明日の株価を正確に予想するなど誰にもできないことですから、「なぜそう思ったのか」と聞かれても、「なんとなく」としか答えられない人も多いはず。

 そこでまず、自分の投資スタンスを考えておくことは、投資生活を送る上で大事です。

 例えば、デイトレーダーと呼ばれる1日、数日単位という短期で売買を繰り返すような株式投資をする人もいます。そうではなく、配当や株主優待品を受け取りながら、将来的な値上がりを待ち、数年間は保有するという長期投資のスタンスもあります。

 この場合、数年間持ち続けていても、企業経営にダメージを与える、株価を下げる要因となる悪い情報が出たら、売ることを迷わない態度も必要です。

2:株式を売る目安をあらかじめ決めておく

 長期ではなく、もう少し短い期間で利益を出したいと思うのなら、買った株価に対して「何%の値上がりが欲しいのか」を考えましょう。「20%で満足」、いや「50%は欲しい」など、いろいろな考え方があり、正解はありません。自分が決めた値上がり率を超えたところで、株価が上がっている高揚感に流されず、機械的に売って利益を得ることも一つの方法です。

  参考記事≫≫株価急落。「売却ボタン」を押す前に考えること。売る理由とリバランスのルール