いつから教える?使わせる?子どものキャッシュレスデビュー

親が感じる子どもに持たせる不安は正しい知識でメリットに変わる!

 楽天ペイメントが育児中の保護者約900人を対象に行った「キャッシュレス・キャッシュレス教育に関する調査」。実際のアンケート結果を踏まえて構築された今回のオンラインセミナーは、多くの親世代にとって関心度の高い講座となりました。アンケート内容の中から、子どもを持つ保護者にとって、特に注目すべきアンケート結果を抜き出してみましょう。

▼調査について

2020 年 5 月 20 日(水)、「楽天ママ割」 に登録し、 0 歳(未就学児)から 18 歳(高校生)の 子ども を持つ全国の 912名 の方 に回答いただきました。

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「お金の仕組みや管理について、いつ頃からお子様に教育して理解させたいと思いますか?

「0歳~3歳」はさすがに少ないものの、小学生にあたる「6歳~12歳」で半数近いという結果に。可能な限り、早めに教えていきたい、というご両親も多いことがうかがえます。

 メインは小学校に通う6~12歳ですが、未就学の4~6歳も意外と多く、合わせると82%を超えています。子どもが小さい年齢のうちからお金の仕組みを教えたいと思う保護者が多いことがわかります。

お子さまにキャッシュレス決済の各種サービスを使わせることに対して不安はありますか?

多少なりとも不安がある、という方が大半。

 子どもたちにキャッシュレス決済の各種サービスを使わせることに対して不安が「とてもある」「少しある」、と答えた保護者は合計で84.8%と大多数。現代の子どもたちに必要な知識・経験ですが、あまりに早くから導入することで、手痛い失敗体験になることも恐れているようです。 

お子さまにキャッシュレス決済の各種サービスを使わせることに対する不安を教えてください。(不安が「全くない」あるいは「わからない」と答えた人を除く)

使いすぎや用途、紛失などの不安を覚える回答が多数。正しい知識や使い方を教えることの重要性がわかる結果に

 続いて、子どもにキャッシュレス決済サービスを使わせることに対して「不安がある」と答えた方を対象に、不安の内容を掘り下げた質問。不安のメインはやはり「使いすぎ」。大人以上に自制が難しい子どもをどうやって制御するか、確かに悩ましいもの。もらったお小遣いを1日で使い果たしてしまうなどのケースも考えると、「使いすぎ」問題は、現金もキャッシュレスも、同じ悩みといえそうです。

お子さまにキャッシュレス決済サービスを使わせたことで良かったことは?

子どもにキャッシュレス決済を使わせたことがある方を対象に質問。ポイントが付与される点を挙げる保護者が35%超え。楽天以外にも、多くの電子マネー/キャッシュレス決済がポイントサービスを導入していることから、令和の子どもたちはポイント達人になる可能性が高そう!

 実際に子どもにキャッシュレス決済を使わせたことがある保護者に、使わせてみて感じたメリットを質問しました。紛失しづらい点、支出状況を把握しやすい点がメリットとして挙げられていて、先ほどの不安点と対のようになっていることが分かります。理解を深めて正しく使えば、不安な点がメリットになるということは注目していいのではないでしょうか。

 お金の勉強を早く始めることで、生涯資産についての環境整備にもつながります。まずは大人自身が、賢いお金の使い方や資産運用をする姿を子どもに見せていくことが一番身近で分かりやすいお手本。早い段階からさまざまな形でお金の重要さ、計画的な使い方を学ばせることが、令和の新常識といえそうです。

お財布中の現金は平均1万3,569円!大人たちのキャッシュレス事情

 子どもたちが素早くなじむ一方で、大人たちのキャッシュレス決済の普及率はどれくらいなのか? 楽天インサイトにて実施された「キャッシュレス決済に関する調査」では、お財布の中に入っている現金の平均は2018年度の調査から1,546円減少し、平均額は1万3,569円。2018年度の調査より1,000円以上減っているという結果が出ました。お金を持ち歩かなくなった大人たちは、いったい何を代替手段としているのでしょうか? 大人たちのキャッシュレス実態データも併せてご覧ください>>