2020年10月11日(日)、楽天ペイメント株式会社主催で「5歳から学べる! 親子向けオンラインキャッシュレス講座」が行われました。
 スマートフォンの普及、消費税率引き上げに伴う「キャッシュレス・消費者還元事業」や「マイナポイント事業」などの国策推進もあり、キャッシュレス決済はすでに身近な決済方法。これから社会に出ていく子どもたちにとっても知っておくべき基礎知識の一つと言えます。
 オンラインセミナーに集まってくださったのは17組の親子。クイズや買い物ワークショップ、保護者向けのミニ講座などを通して、お金と電子マネーなどのキャッシュレス決済がどう違うのか、その使い方、注意点などを学びました。

クイズとワークショップで楽しく疑似体験

 オンラインセミナーに先立ち、参加者の子どもたちには、ワークショップの工作で使う「ケーキの台紙」「トッピングの種類」「キャッシュレスサービスの種類の説明」の資料一式と、お買いものパンダデザインの「Edy-楽天ポイントカード」の現物をを郵送済み。手元には色鉛筆やはさみなどを用意して、楽しく講座が始まりました!

10月13日、キャッシュレス講座の時間割

1時間目:お金ミニクイズ「わかるかな?本物のお金はどれ?」
 講師:さっちゃんせんせい&めえめえせんせい(キッズマネーステーション認定講師)
2時間目:買い物ワークショップ「ケーキの材料を電子マネーで買ってみよう!」
      買った材料でケーキ作りに挑戦!
 講師:さっちゃんせんせい&めえめえせんせい
3時間目:大人向け!「知っておきたい!キャッシュレス決済の基礎知識」
 講師:楽天ペイメント株式会社 戦略室 リーダー 福島祥子
4時間目:今日のおさらい「当てはまる支払方法はどれ?」
 講師:さっちゃんせんせい&めえめえせんせい
終わりの会:完成したケーキと記念撮影「こんなのできたよ!」

1時間目:お金に関するミニクイズ

 まずはめえめえせんせい・さっちゃんせんせい(キッズマネーステーション認定講師)による、お金に関するミニクイズから。現金のほかに、図書カード、楽天Edyなどの電子マネー、ポイントなどなど、お金ではないけれどお買い物ができるものがあることを学びました。

めえめえ先生の「これはお金かな?」という質問に、手でマルやバツを作って回答! 中にはゲームセンターなどで使うコインなども混じっていましたが、ほとんどの子どもたちが正解していました

 

2時間目:買い物ワーク

 事前に主催者がプレゼントした「Edy-楽天ポイントカード」を使い、親子でキャッシュレスの買い物を疑似体験するワークショップに挑戦しました。

 お腹がすいて元気のないシロクマのために、1,000円分の電子マネーで買い物し、ケーキを作るのですが、大人と相談しながらケーキの土台とトッピングの組み合わせを決めて、キャッシュレス決済で購入。購入金額に応じたポイントがもらえるため、上手に買い物をして豪華なケーキ作りに挑戦してもらいました。

おなかがすいたくまさんとケーキでパーティー!という設定

 

ケーキの台紙に、それぞれ好きなトッピングを買って、乗せていきます 
楽天Edyを画面にタッチして、お買い物を疑似体験!
200円のトッピングを1つ買うとごとにポイント付与される、というルールも体験

3時間目:大人向け、キャッシュレスミニ講座

 子どもたちがケーキを作っている間、保護者向けにキャッシュレスミニ講座を実施。楽天のキャッシュレスサービスを例に挙げながら、現在のキャッシュレスサービスの種類や特徴などを整理して学びました。子どもたちが使うにはどのキャッシュレスサービスがよいのか、基礎知識を得ることで、しっかりと考えをまとめることができたようです。

子どもたちにキャッシュレスサービスを使わせたいが不安もある、という保護者も多数。それぞれのサービスの特徴を把握し、まずは親子で一緒に使ってみるのがおすすめ

<楽天のキャッシュレスサービス>

楽天Edy
全国のコンビニやスーパー、飲食店、専門店などで使えるプリペイド型の電子マネー。スマートフォンだけでなく、子どもにも持たせやすいカードタイプやキーホルダータイプもあります。

楽天ポイントカード
コンビニや飲食店での買い物やガソリンスタンドなどの支払いで楽天ポイントが貯められるサービス。専用アプリとの連携でスマホでも使え、貯めた楽天ポイントは支払いに利用できます。

楽天チェック(スマホアプリ)
対応する店舗に行き、スマホの専用アプリでチェックインするだけで楽天ポイントや会員限定の特典がもらえるサービス。定期的な特典キャンペーンを開催している店舗もあります。

4時間目:今日のおさらい「当てはまる支払方法はどれ?」

 子どもたちのケーキが完成したところで、簡単に今日習ったことをおさらい。「中にいくらお金が残っているのか分かりにくいものはどれ?」「お釣りの計算をしなくていいものはどれ?」「お財布がかさばるものは?」など、12問のクイズにながら今日教わったことを確認。しっかりと正解を答える子どもたちが多く、理解度の深さがうかがえました。

終わりの会:ケーキ完成!みんなで記念撮影!

 最後はみんなで、出来上がったケーキと一緒に記念撮影。今度は大人と一緒に近所のお店に出かけ、大好きなケーキを電子マネーやポイントで支払ってみてくださいね!

思い思いのケーキを画面に見せてニッコリ!

いつから教える?使わせる?子どものキャッシュレスデビュー

親が感じる子どもに持たせる不安は正しい知識でメリットに変わる!

 楽天ペイメントが育児中の保護者約900人を対象に行った「キャッシュレス・キャッシュレス教育に関する調査」。実際のアンケート結果を踏まえて構築された今回のオンラインセミナーは、多くの親世代にとって関心度の高い講座となりました。アンケート内容の中から、子どもを持つ保護者にとって、特に注目すべきアンケート結果を抜き出してみましょう。

▼調査について

2020 年 5 月 20 日(水)、「楽天ママ割」 に登録し、 0 歳(未就学児)から 18 歳(高校生)の 子ども を持つ全国の 912名 の方 に回答いただきました。

詳しいデータはこちらから>>

「お金の仕組みや管理について、いつ頃からお子様に教育して理解させたいと思いますか?

「0歳~3歳」はさすがに少ないものの、小学生にあたる「6歳~12歳」で半数近いという結果に。可能な限り、早めに教えていきたい、というご両親も多いことがうかがえます。

 メインは小学校に通う6~12歳ですが、未就学の4~6歳も意外と多く、合わせると82%を超えています。子どもが小さい年齢のうちからお金の仕組みを教えたいと思う保護者が多いことがわかります。

お子さまにキャッシュレス決済の各種サービスを使わせることに対して不安はありますか?

多少なりとも不安がある、という方が大半。

 子どもたちにキャッシュレス決済の各種サービスを使わせることに対して不安が「とてもある」「少しある」、と答えた保護者は合計で84.8%と大多数。現代の子どもたちに必要な知識・経験ですが、あまりに早くから導入することで、手痛い失敗体験になることも恐れているようです。 

お子さまにキャッシュレス決済の各種サービスを使わせることに対する不安を教えてください。(不安が「全くない」あるいは「わからない」と答えた人を除く)

使いすぎや用途、紛失などの不安を覚える回答が多数。正しい知識や使い方を教えることの重要性がわかる結果に

 続いて、子どもにキャッシュレス決済サービスを使わせることに対して「不安がある」と答えた方を対象に、不安の内容を掘り下げた質問。不安のメインはやはり「使いすぎ」。大人以上に自制が難しい子どもをどうやって制御するか、確かに悩ましいもの。もらったお小遣いを1日で使い果たしてしまうなどのケースも考えると、「使いすぎ」問題は、現金もキャッシュレスも、同じ悩みといえそうです。

お子さまにキャッシュレス決済サービスを使わせたことで良かったことは?

子どもにキャッシュレス決済を使わせたことがある方を対象に質問。ポイントが付与される点を挙げる保護者が35%超え。楽天以外にも、多くの電子マネー/キャッシュレス決済がポイントサービスを導入していることから、令和の子どもたちはポイント達人になる可能性が高そう!

 実際に子どもにキャッシュレス決済を使わせたことがある保護者に、使わせてみて感じたメリットを質問しました。紛失しづらい点、支出状況を把握しやすい点がメリットとして挙げられていて、先ほどの不安点と対のようになっていることが分かります。理解を深めて正しく使えば、不安な点がメリットになるということは注目していいのではないでしょうか。

 お金の勉強を早く始めることで、生涯資産についての環境整備にもつながります。まずは大人自身が、賢いお金の使い方や資産運用をする姿を子どもに見せていくことが一番身近で分かりやすいお手本。早い段階からさまざまな形でお金の重要さ、計画的な使い方を学ばせることが、令和の新常識といえそうです。

お財布中の現金は平均1万3,569円!大人たちのキャッシュレス事情

 子どもたちが素早くなじむ一方で、大人たちのキャッシュレス決済の普及率はどれくらいなのか? 楽天インサイトにて実施された「キャッシュレス決済に関する調査」では、お財布の中に入っている現金の平均は2018年度の調査から1,546円減少し、平均額は1万3,569円。2018年度の調査より1,000円以上減っているという結果が出ました。お金を持ち歩かなくなった大人たちは、いったい何を代替手段としているのでしょうか? 大人たちのキャッシュレス実態データも併せてご覧ください>>