お財布のデジタル化、どこまで進んだ?

 通勤ラッシュを避け、自宅からのテレワークが増える、外出自粛で、ネットショッピング率が上がるなど、コロナ禍をきっかけに、生活レベルでのデジタル置き換えがどんどん進んでいます。総裁選時から、「デジタル庁の設置」を急務としてきた菅総理大臣も、就任後、デジタル改革担当大臣のポストを新設するなど、政府国策としてデジタル化の推進に乗り出しました。

 生活に密着したデジタル化であり、何らかの形で使ったことがある方も多いと思われるキャッシュレス決済。お金周りのデジタル化は、令和の今、どこまで進んでいるのか、楽天インサイトの調査をもとに、実態をレポートします。

▼「キャッシュレス決済に関する調査」調査内容

調査エリア:全国
調査対象者:楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に実施
回収サンプル数:1,000サンプル
調査期間:2020年6月8日(月)から6月10日(水)の3日間
調査実施機関:楽天インサイト株式会社

>>調査の詳細はこちらからご覧いただけます

(注)キャッシュレスとは、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用して、紙幣・硬貨といった現金を使わずに支払い・受け取りを行う決済方法のこと。

外出時、お財布に入っている現金の平均は1万3,569円

 出かける際に所持する現金の平均額を聞いたところ、「1万円以上~1.5万円未満」(19.0%)と回答する人が最も多く、平均金額は1万3,569円となりました。2018年の同時期に実施した調査結果では1万5,115円で、前回調査と比較して外出時に持ち歩く「現金」は1,546円の減少。現金離れの理由としては、キャッシュレスサービスが多様化し選択肢が増えたこと、キャッシュレス決済サービスが使える店などが増えたことなど、お金を取り巻く環境が変化したことが原因と考えられます。

出かける際に所持する現金の平均額(n=1,000:全員回答)単一選択 単位:%

※2%未満のグラフスコアは非表示

最も利用する決済手段は「クレカ」が現金を上回り4割

 オンラインショッピングを除いた、日常の買い物や飲食などで利用する決済手段(複数選択)を聞いたところ、「現金」が88.3%と最も高く、次いで、「クレジットカード」(86.5%)、nanacoやWAON、楽天Edyなどの「カード型電子マネー」(57.6%)、PayPayやLINE Pay、楽天ペイ(アプリ決済)などの「QRコード決済」(53.5%)が続きました。

 ただし、決済手段のうち「最も利用する決済手段」は「クレジットカード」が現金を抜き、41.8%とトップに! 性年代別でみると、男性20代と30代で「QRコード決済」(それぞれ69.0%、65.6%)が全体と比べ10ポイント以上高く、若年層を中心に「XXペイ」の普及が進んでいることが分かります。スマホ世代にとって、手荷物や釣銭を減らせるスマートさが、普及の追い風になっているようです。

◇日常の買い物や飲食などで利用する決済手段/最も利用する決済手段(n=1,000:全員回答)複数/単一選択 単位:%​

※全体[利用する決済手段]で降順ソート(%)