年末高に向かうのか、混乱が続くのか? 正念場の秋相場

 優待株の株価にも大打撃を与えてきた新型コロナウイルス。日本国内は少し収まりつつあるものの、感染が拡大しやすい秋・冬シーズンを迎え、いまだ先行きは不透明です。11月3日の米国大統領選も、現職トランプ氏か、それとも民主党バイデン氏か、すんなり大統領が決まらず、米国内が混乱に陥る事態も想定されています。

 とはいえ、新型コロナウイルスのワクチン開発の進展も期待され、波乱続きだったこの1年の優待株投資に少しは落ち着きが出てくることを期待したいものです。

 11月優待は自社商品や買物券の贈呈など、人気の高い銘柄がちらほらありますが、人気が集中すると権利落ち後の株価下落が厳しいものになるので気をつけましょう。

 さらに、多難続きだった2020年最後をしめくくる12月優待も目前に迫っています。もし、新型コロナウイルスや大統領選などをきっかけに株価が大きく下がるようなことがあれば、そこはある意味、人気優待株を底値で買うチャンスになるかもしれません。