人気優待株は株価暴落時の買い支え効果が期待できる!?

 新型コロナウイルスまん延による株価の急落は、優待株にも大きな影響を与えました。全優待株で人気1位のオリックス(3月、9月優待)や航空券優待が人気のANAHD、日本航空は世界的な航空機リースや飛行機移動の落ち込みで株価が大きく下落してしまいました。

 ヤマダ電機(3月、9月優待)やビックカメラ(2月、8月優待)もインバウンド需要の落ち込みが嫌気されて大きく下げました。

 一方、イオン(2月、8月優待)やKDDI(3月優待)などはコロナ・ショックで急落した2月以降、急速に値を戻して年初来高値を更新。6月優待株の日本マクドナルドHDも1月初値を上回って堅調に推移しています。

 コロナ・ショックの悪影響が直撃する業種はありますが、人気の高い優待株は株価が下がると、優待目当ての新規購入や買い増しを行う個人投資家の買い支え効果に期待が持てるケースもあります。

 とはいえ、業績の下方修正から、優待内容の変更、株主に支払う配当金の減額などもありえます。最新情報を見て、十分に注意してください。