日本株は「買い場」の判断を継続

 これまで、1年間、毎週のように繰り返し「買い場」の判断をお伝えしてきました。理由は2020年の4月ころから、世界景気の回復を見込むということでした。

 その判断は今も変わりません。今の日経平均はまだ、2020年からの景気回復見込みを、完全には織り込んでいないと思います。私の予想通り、来年4月あたりから、5G(第5世代移動体通信)・半導体などのハイテク投資が世界的に盛り上がり、世界景気が回復に向かうならば、日経平均はさらに一段高が期待されます。2万6,000円~7,000円の上値もあり得ると考えています。

 ただし、日経平均は既に2万4,000円まで上昇しています。2万円を割れていた年初と比べると、「2020年の回復を織り込む上昇相場」の上値余地は、徐々に縮小しています。私は、2020年前半は、上昇トレンドが続くと予想していますが、来年の後半には注意が必要と考えています。