2019年の日経平均振り返り:1月が底、12月にかけて上昇加速

2018~2019年の日経平均の動きを振り返ります。

再掲:日経平均株価週足:2018年初~2019年12月20日

【1】2018年1~9月:世界景気好調でも、世界的に株の上値重い
 好景気でも上値重い。米国のFRB(連邦準備制度理事会)が、2018年には4回利上げを実施。世界的に金利が上昇。金利上昇が株の上値を抑える。

【2】2018年10~12月:世界景気悪化で世界株安
 米中貿易戦争の影響で世界景気が悪化。日経平均も急落。

【3】2019年1~9月:世界景気不調でも、米金利低下で世界的に株は底打ち
 中国景気の悪化が鮮明になり、つれて世界的に景気が悪化。米中貿易戦争の影響で、製造業の景況が世界的に悪化。ただし、FRBが2019年には3回利下げを実施。世界的に金利が低下し、株は反発。

【4】2019年10~12月:来年の世界景気回復を織り込み、世界株高
 2020年4月ころから5G(第5世代移動体通信)・半導体の投資が世界的に盛り上がり、世界景気が回復する見通しが出てくる。さらに米中対立が一時的に緩和すれば、中国景気も底入れする。来年の回復を見込んで、世界株高に。