(3)戻り売り圧力の違いを考えてください。

 B社について、急落直前の高値で、買った人の気持ちを考えてください。「これは失敗、株価の戻り局面があったら売ろう」と思っているにちがいありません。そもそもB社は、悪材料が出て急落してからの日数が短い。つまり、悪材料がまだ新しいのです。これから、悪材料を聞いて売りにくる人もいるはずです。

 移動平均線の傾きを見てください。B社では、13週移動平均線も26週移動平均線もまだ下向きです。じっくり長期投資しようと思っているのならば、移動平均線が下向きの間は買わない方がいいと思います。

 C社も、急落直後には、戻ったら売ろうと思っていた人がたくさんいたでしょう。でも、それは半年くらい前です。あれから、いろいろあったはずです。既に損切りしてしまった人もいるでしょう。その後、いろいろ新しいニュースも出ているはずです。時間の経過が新たな相場の流れを作っています。移動平均線を見ると、13週線も26週線も、徐々に横ばいから上昇に転じつつあるところです。

 結論として、チャートを見る限り、C社の方を買った方がいいと判断されます。

クイズで学ぶテクニカル指標で、脱!株初心者を目指そう!

Released! :(1)急落した成長株

Released! :(2)反発局面を狙う

Released! :(3)トレンドを読む

Released! :(4)移動平均線とのかい離率を読む

Released! :(5)チャートの節を読む

Released! :(6)売買シグナルの使い方

Released!:(7)売りはむずかしい?

Released! :(8)売りシグナル点灯

Released! :(9)出来高の変化を読む‐1

Released!:(10)出来高の変化を読む‐2

Released! :(11)出来高の変化を読む‐3