今月の質問 「株価下落!みんなどうしてる?」

楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト 窪田 真之

 [今月の質問1] 日本株を買う一番の目的を教えてください。

 

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 値上がり益をねらう投資家(44.7%)には、株価をこまめにチェックする方が多いと言われています。株価が安い時に買って、高い時に売るようにできるといいですね。

 配当金狙い(21.1%)・優待狙い(15.4%)・会社を応援したい(10.1%)投資家には、いい意味でも悪い意味でも、株価をあまり見ない方が多いと言われています。株価変動に左右されず長期でじっくり投資できるいい面があります。今のように日経平均株価が安くなった局面で、コツコツ投資していったら良いと思います。

[今月の質問2]  相場が下がった時に買いたい商品はなんですか。(複数回答可)

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 日本株の人気が高いですね。グローバル分散投資も同時に考えた方が良いと思います。

[今月の質問3]   株価が下がったら買いたい日本株銘柄名をひとつ教えてください。

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成
注:配当利回りは、今期の1株当たり年間配当金(会社予想)を1月9日の株価で割って算出。ソフトバンクは半期の会社予想を年率換算。配当金予想を公表していないトヨタ・楽天・ソニーは、楽天証券予想を使用

 上記で楽天はグループ企業のためコメント対象外、それ以外の銘柄についてコメントします。皆さまが買いの候補と考えている銘柄には、良い銘柄が多いと思います。株価上昇も狙っているとは思いますが、人気上位には、好配当利回りや優待が魅力の株が多く、じっくり長期で投資しやすいと思いました(備考を参照ください)。

 楽天証券でレポ-トを書いている銘柄もあります。

人気第1位:トヨタ自動車
2018年11月1日:ブリヂストンがトヨタよりも投資価値が高いと考える3つの理由

人気第2位:ソフトバンク
2018年12月21日:需給悪は乗り越えた?ソフトバンクIPOの光と影

人気第3位:イオン
2018年7月18日:最高益が続くイオン!コンビニに勝つビジネスモデルを完成?

人気第4位:JT(日本たばこ産業)、9位:オリックス、10位:KDDI
2018年6月21日:アナリスト式・株主優待テク。配当利回り×優待内容でセレクト!
※配当利回りが高く、かつ優待内容が魅力的な銘柄として紹介

人気第6位:任天堂、7位:ソニー
2019年1月4日:特集:2019年のホットトピックス-ゲーム・エンタテインメント(任天堂、ソニー、バンダイナムコホールディングス、アカツキ、ヒビノ、エイベックス、アミューズ、東映アニメーション、アルファポリス

ソニー、花王へのコメントを含むレポートもあります。
2019年1月8日:2019年の銘柄選択:18年の下落率上位5社、上昇率上位5社を分析