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売られ過ぎの景気敏感株に投資妙味 世界景気への悲観は行き過ぎ?
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

売られ過ぎの景気敏感株に投資妙味 世界景気への悲観は行き過ぎ?

2018/8/2
・貿易戦争におびえる株式市場。業績好調でも売られてきた「景気敏感株」
・世界景気に対する不安は続いているが、好業績で割安な景気敏感株には買い戻し
・私が今、少し買ってみたい「景気敏感株」
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貿易戦争におびえる株式市場。業績好調でも売られてきた「景気敏感株」

 日経平均株価は、上値抵抗線と見られている2万3,000円を前に、やや膠着(こうちゃく)色が出ています。貿易戦争がエスカレートしつつあるのか、「落としどころ」に向かって収束しつつあるのか、わからないことが不安材料となっています。

日経平均週足:2017年7月3日~2018年8月1日

 日経平均は、7月6日に向けて米中貿易戦争がスタート【注】する警戒感から売られ、一時2万1,462円まで下がりました。

 ところが、6日に実際、貿易戦争の第1弾がスタートしてからは買い戻しが増えて、反発しています。

【注】7月6日に米中貿易戦争がスタート
7月6日は、米トランプ政権が、知的財産権侵害を根拠に、中国からの輸入品340億ドル(約3兆7,000億円)相当に25%の制裁関税を発動すると予告していた日です。制裁関税が発動された場合は直ちに、米国からの輸入品340億ドル相当に報復関税を課すと中国は宣言していました。予告通り7月6日に、米中は制裁・報復関税を発動しました。

 

世界景気に対する不安は続いているが、好業績で割安な景気敏感株には買い戻し

 7月6日を境に、株式市場の物色動向に変化があります。

 年初来、売られ続けてきた「景気敏感株」が買い戻される一方、世界景気の影響を受けにくい「ディフェンシブ成長株」が売られ始めています。つまり、今年の初めから続いてきた「景気敏感株売り・ディフェンシブ成長株買い」のリバーサル(反対の動き)が出ています。

 いま出ている動きを説明するのは難しいですが、これを、無視すべきではありません。

 私がファンドマネジャーならば、いま景気敏感株を少し買い戻してみたいところです。世界景気の先行きに不透明感があるので、業績が中長期的に良好と考えられる割安な景気敏感株を選別して、試し買いするタイミングだと思います。

 

私がいま、少し買ってみたい「景気敏感株」

 今「試し買い」してみたいと考える株は、以下の通りです。

割安な景気敏感株 投資の参考銘柄

コード 銘柄名 業種 株価:円 配当利回り PER:倍 PBR:倍
3436 SUMCO 半導体材料 2,401.0 2.3% 13 2.9
4188 三菱ケミカルHD 化学 1,013.5 3.4% 8 1.1
5108 ブリヂストン タイヤ 4,437.0 3.6% 11 1.5
6301 小松製作所 機械 3,362.0 2.9% 14 1.9
8058 三菱商事 商社 3,175.0 3.6% 8 0.9
8306 三菱UFJ FG 銀行 706.0 2.8% 11 0.6

出所:配当利回りは、今期1株当たり配当金(会社予想)を8月1日の株価で割って算出。PERは8月1日株価を今期1株当たり利益(会社予想)で割って算出。ただし、予想利益を公表していないSUMCOの1株当たり利益は、楽天証券予想

 

SUMCO(3436)

 需給逼迫が続く半導体材料(シリコンウエハ)で、第1位の信越化学と2位のSUMCOを合わせると、世界シェアの過半を押さえています。今後、PC、ケータイ、データセンター向けの半導体メモリだけでなく、自動車用、設備投資機器用など、あらゆる分野で半導体の需要拡大が続くと考えられますが、最先端のシリコンウエハで高シェアのSUMCOはその恩恵をフルに受けると考えています。詳細は、以下のレポートをご参照ください。

2018年7月5日:半導体スーパーサイクルの勝ち組と負け組。関連株と投資判断

 

三菱ケミカルHD(4188)

 リチウムイオン電池材料など、高機能化学品が長期的に成長すると予想しています。

2018年7月24日:利回り2.5%超!「10万円以下」で買える、好配当利回り株のえらび方

 

ブリヂストン(5108)

 トヨタ自動車よりも営業利益率が高く、業績はディフェンシブと考えています。詳しくは、以下のレポートをご参照ください。

2017年2月22日:米景気敏感株を見直し ブリヂストンはトヨタより有望?

 

小松製作所(6301)

 中国関連株として売られてきましたが、足元は業績好調な割安株として、見直し買いが入っています。以下レポートをご参照ください。

2018年7月4日:中国景気は息切れ?上海株の下落は何を意味するか?

 

三菱商事(8058)

 資源事業だけでなく、非資源事業を拡大させることで、純利益で最高益を更新しつつあります。詳しくは、以下のレポートをご参照ください。

2017年12月7日:大手総合商社株の投資判断

 

三菱UFJ FG(8306)

 日銀の低金利政策を受けて、国内商業銀行業務の収益は低下しつつあります。

 ただし、三菱UFJは利ざやの厚い海外で収益を伸ばしていること、信託、証券、リースなどを含むユニバーサルバンク経営をしていることから、中長期的に高収益を維持できると予想しています。詳しくは、以下のレポートをご参照ください。

2018年7月25日:新「外需株」に期待!小売り・食品・化粧品に続き、金融・陸運も

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