みなさまこんにちは。家計の窓口のゆりもとひろみです。2016年11月、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利してから、株価のトレンドは一変しました。「これから景気は良くなるの?悪くなるの?」「今投資を始めてよいの?やめた方が良いの?」頭の中が質問でいっぱいになってセミナーやFP相談に来られる方が増えています。
今回は世界経済の先が見えにくい時期だからこそ、資産運用ビギナーさんにお勧めの投資手法「投信積立」の魅力をご説明します。
投資はバーゲンセールの逆行動をしないと成功しない
投資でみんなが願うことは、「うまいこと安い時に買って、値段が上がったら利益確定したい」ということですよね。ただ、お仕事や子育てでお忙しいみなさまが、四六時中株式市場に張り付いて投資をするのはちょっと現実的ではありません。
また、人間の心理は投資成功を邪魔するように動きがちなので、気分で投資をしたら失敗した、という方も多く聞きます。どういうことかと言うと、投資は、バーゲンセールと逆の行動をしなくてはいけないのです。女性はバーゲン大好きな方が多いですよね。普段の50%OFFでお目当ての商品が買えるなら、「これはお得!ラッキーだわ☆」と、みんな盛り上がって殺到します。ところが株式市場が盛り上がって、普段投資していない人も思わず始めたくなる時期というのは、「連日最高値更新!」というようなニュースが大きく流れ、値段が上がりすぎていることが多いのです。
一方、本当にお買い得な時というのは、大きな世界的事件などで株価が暴落しているときで、後から見ればチャンスだったと言えることも多いのですが、渦中にいると怖くて投資に踏み切れないことが多いのです。
アメリカの大富豪の一人、ケネディ大統領のお父さんは、世界恐慌の前年に、保有していた株式をすべて売り払いました。株価上昇が何年も続いていたのですが、ある日、街頭で靴磨きの少年が、「今、○○会社の株を買ったら儲かるよ」というのを聞いて、経済を知らない靴磨き少年まで株の話をするくらいなら、もう株価のピークは近いと判断したそうです。
みなさんは、ケネディ大統領のお父さんと、靴磨きの少年、どちらの行動をとりそうでしょうか?普通の人間心理に任せていると、株式市場が盛り上がっている時=株価が結構高い時に買いたくなり、盛り下がって恐慌が来るんじゃないかと言われる時期は、さらに下がることが怖くて損していても売ってしまう、という行動をとりがちです。
これを防止して、資産運用を成功に導く力が、投信積立にはあるんです。