嵐の前の静けさ?日経平均は小動き

 強弱材料が拮抗(きっこう)し、日経平均株価(225)種は2万7,500円を中心に上下とも大きくは動きにくくなっています。米国・欧州・中国景気に回復期待が出ていて、日本も新型コロナウイルス禍からのリオープン(経済再開)による内需回復が期待されていることが追い風となっています。

 一方、米国の中央銀行に当たるFRB(連邦準備制度理事会)が利上げを続ける姿勢を示していることが、重大なリスクとして意識されています。日経平均は当面、ボックスから抜け出すことができないと思います。

<日経平均週足:2020年10月2日~2023年3月1日>

 長期的な視点に立てば、私は日本株も米国株も良い買い場を迎えていると判断していますが、短期的にはショック安が続き、一段安になる可能性が残っています。こんなとき、日本株・米国株への投資はどうしたら良いでしょうか?

 世界景気の先行きがどうなるか見極められるまで、買いは控えるという考え方もあります。ただし、投資は、全てが分かってから実行しても遅過ぎることもあります。全てが分かる前、不透明感が残っていて株価が安いうちが買い場ということもあります。

 こんなとき、「逆指値」売り注文をつけて投資していく方法もあります。今日は、逆指値の使い方を解説します。