過去の実績から見る、長期投資の強い味方「金」

――やはり、リーマンショックやコロナショックのような「10年に1度の危機」に備える意味でも、運用資産の一部を金に投資しておくメリットがあるんですね。

吉岡 下のグラフは、20年前の2002年1月から、「米国株100%」(赤)、「米国株50%金50%」(オレンジ)、「米国株50%コモディティ50%」(緑)の配分で資産運用を続けた場合のシミュレーション結果です。

 長期に見ると、米国株の単独保有より、金をあわせ持った運用のほうがリスクを軽減させただけでなく、米国株単独の運用成績を上回る結果になりました。

米国株式と金・コモディティをあわせ持った場合のパフォーマンス推移

(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(期間)2002/1~2022/1、月次
・米国株式はS&P500指数(配当込み)、コモディティはブルームバーグ商品指数(配当込み)、金はスポット価格(いずれも円換算ベース)を使用しています。指数については【当WEBページで使用している指数について】をご覧ください。計測期間が異なる場合は、結果も異なる点にご注意ください。
・上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。