多くの個人投資家が撃沈するたった1つの誤った行動とは

 今年1月初旬や1月下旬は、株価が短期的に大きく下落しました。その時に腕に自信のある個人投資家は「株価が下がっている中を買い向かう」という行動に出ていました。

 しかし筆者は、上昇トレンド銘柄の押し目買いを狙うときを除けば、株価下落を買い向かうということはしません。

 なぜなら、株価が下げ止まらなかったら大きな損失を被り、撃沈してしまうからです。

 アベノミクス相場が始まって7年超、長期上昇相場が続いている間は、株価の一時的な下落を買い向かうことが成功につながりました。

 しかし、長期上昇相場が終わり、長期下落相場に転じていたなら、一時的な株価下落のつもりで買った株が、さらなる下落でみるみる含み損を膨らませてしまい、手も足も出なくなってしまいます。

 少なくとも株価が下げ止まって反発を始めるまでは、安易に手を出さないのが無難です。「落ちてくるナイフをつかむな」とは有名な投資格言ですが、筆者はこれを忠実に守ってきたからこそ今まで生き残ってこれたと思っています。