今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは148.60

 ↓下値メドは147.60 

中国投資:2023年の損失トレードの第1位は「チャイナ・ロング」
米インフレ:住居費除くと米国のインフレはすでに2%以下まで低下 
英国:BOEは5月に利下げへ
米大統領選:トランプ氏勝利確率50%、バイデン氏わずか29%  
南ア:南ア中銀、政策金利8.25%当面維持。 7月まで利下げなし

前日の市況

 2月6日(火曜)のドル/円は3営業日ぶりに下落して、前日比0.75円の「円高」となった
東京時間夜の初め頃に149円を目指して上昇したが、前日つけた年初来高値148.89円に行く着く前に失速したため、148.79円がこの日の高値となった。

 その後は米長期金利が低下に転じたことでドル売りが優勢となり、明け方に148.00円を割ると147.78円まで下落してこの日の安値をつけた。終値は147.94円。24時間のレンジ幅は1.01円。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

レジスタンス:
148.79(02/06)
148.89(02/05)
149.67(23/11/27)
149.71(23/11/24)

サポート:
147.78(02/06)
146.24(02/02)
145.90(02/01)
145.58(01/16)

今日の見通し

 この日は、米長期金利の低下を受けて幅広いドル安相場となった。

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のタカ派発言や、雇用統計やサービス業ISMなど米経済の力強さを示す指標などが相次ぎ発表されるなかでFRBの早期利下げ観測が後退し、ドルは底堅い動きが続いている。

 しかし、これらすべての強気材料を織り込んだうえで、ドル/円の高値が148円台後半までということは、一段上の150円台を目指すためには、より強力な材料、例えばFRBの利下げ見通し撤回とかあるいは再利上げなどが必要になるだろう。

 この日講演を行ったメスター・クリーブランド連銀総裁やカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを急ぐ必要はないとの見解で一致したが、市場の反応は鈍かった。マーケットが期待しているのは、これまでと異なる見解だ。本日もFRB高官の講演が予定されているが、そのなかでは経済学者のクーグラー新理事の最初の講演に注目したい。

主要指標 終値

出所:楽天証券作成