エネ価格・関連ETFは長期で高止まりか!?
以下は、本レポートでふれた「MLP」「ウラン」や、非化石燃料利用と密接な「EV関連」と関わりが深い海外ETFの価格推移です(2020年3月を100)。
「コロナショック」直後に、いずれも急落しました。その後の「回復度」は、NYダウよりも、エネルギー関連ETFの方が大きいことがわかります。「脱ロシア(ロシア制裁+脱炭素)」がなくならなければ、高止まりが続く可能性があると、筆者は考えています。
図:関連するETF(一例)の価格推移(2020年3月を100)
前々回から3回に分けて、「エネルギー価格・関連株は長期高止まり!?」と題し、足元のエネルギー市場を取り巻く環境(1回目、全般編)、主要なエネルギー生産国、エネルギー供給における「中流」などの基礎知識(2回目、基礎編)、シェール革命が現在の米国にもたらしている政治的影響や原子力を含んだエネルギー利用の実態など(3回目、詳細編、今回)について、書きました。
3回全てをお読みいただくことで、エネルギー市場で起きている大小さまざまな事象を把握することができ、かつ今後の価格動向を考えるための糸口が見つかり、投資行動の幅が広がると考えています。
[参考]エネルギー関連の具体的な投資商品例
国内株式
国内ETF・ETN
NNドバイ原油先物ブル
NF原油インデックス連動型上場
WTI原油価格連動型上場投信
NNドバイ原油先物ベア
外国株式
エクソン・モービル
シェブロン
オクシデンタル・ペトロリアム
海外ETF
iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF
エネルギー・セレクト・セクター SPDR ファンド
グローバルX MLP
グローバルX URANIUM
グローバルX 自動運転&EV ETF
ヴァンエック・ウラン原子力エネルギーETF
投資信託
UBS原油先物ファンド
米国エネルギー・ハイインカム・ファンド
シェール関連株オープン