BTCの発行システムを支えるマイナーたち

出典:Cointelegraphより楽天ウォレット作成

 そうして2009年1月に生まれたBTCですが、一時時価総額100兆円を超え、1日の出来高も数兆円となっています。この成功の裏に、その優れた発行システムがあるといわれています。

 BTCは10分に1回ブロックが形成され、ブロック形成に貢献した*マイナーといわれるネットワーク参加者に6.25BTCが報酬としてプログラム上で発行されて支払われます。1BTC=4百万円で計算して25百万円です。

*マイナーとは:暗号資産(仮想通貨)は一般的にブロックチェーンと呼ばれるネットワーク参加者が誰でも見られる元帳上に取引を記録していきます。そのブロックチェーン上に取引データを記録する際に、膨大な計算を行うことをマイニングといいます。マイニングの主な役割は「暗号資産の新規発行」と「取引の承認」です。

 このマイニングを行う人を「マイナー」と呼びます。マイナーは、マイニングを通して新たなブロックを生成する暗号を見つけ出し、その報酬としてコインを手に入れることができます。

 ネットワークへの参加は自由ですので、皆さんもお手持ちのコンピュータをBTCのネットワークに接続して、このブロック生成の暗号探しにチャレンジしてみては…といいたいところですが、そのためには気の遠くなるような計算能力と機械を動かす電力が投入されています。