今週の指標:ドル/円

 FRB(米連邦準備制度理事会)による金融引締め観測が強まり、ドル高・円安の流れは変わらないとみられています。パウエル議長は、次回のFOMC(5月3~4日)に利上げ幅を0.5%にする考え方を示しました。円安について日本銀行は容認の姿勢であり、日米金利差を考えるとドル買い・円売りの流れは続きそうです。

先週の動き

 FOMCが通過し、金融正常化スタンスで金利の先高感は継続し、日米金利差もあってドルが買われ円が大きく下げました。

 週始めは、1ドル=119円半ばのもみあいでしたが、22日(火)には、パウエル議長のタカ派的発言を受け、積極的な利上げを織り込む動きとなり、121円水準までドルが買われました。さらに23日(水)は原油高からインフレ懸念が強まり、1ドル=121円台のドル高で推移し、その後、週末にかけては122円前半までドルが買われました。