今週の指標:日経平均株価

 先週の予測では、2月10日の2万7,880円が当面の上値であり、2万7,000円からはやや上値が重くなるとしました。

 しかし、3連休明けの22日(火)、23日(水)に米株上昇と円安進行を受けて、2日間で1,000円を突破し、23日(水)は+816円の2万8,040円と2カ月ぶりに2万8,000円のせとなりました。

 ここからは利益確定売りで上値は重いものの、週末の25日(金)は寄り付き+228円の2万8,338円と高寄りし、終値は+39円の2万8,149円と小幅ながら9日続伸で引けました。

 先週末まで9日連続の上昇で、3月25日には2万8,338円まで上昇し、上値の重いゾーンとなる2万8,000~2万8,500円の中ほどまで上昇しました。

 需給の改善を背景とした急速なリバウンドは一服し、週末には米雇用統計も控えており、こう着感の強い展開となりそうです。需給関係も29日の権利付き最終日を境に一巡してきます。

 米国の上昇もほとんど短期筋によるリバウンドとみられており、再び調整リスクが高まりそうです。そうなると日経平均も連動することになります。