今週の指標:日経平均株価

 先週の予測では、3月9日に2万5,000円を切って2万4,681円まで下げましたので、当面は2万4,500円水準の底値近辺に近づいたことでレンジは2万4,500~2万5,700円としました。FOMCやパウエル議長の記者会見を控えており、想定通りであればNYダウは上昇し、日経平均も連動することになります。

 結果的には、先週は原油が大きく下げてドルが買われ、FOMCは想定通り0.25%の利上げ(ただし、年合計7回の利上げ)を通過し、ウクライナとロシアの停戦の期待もあり、NYダウは5日続伸、日経平均は5日続伸となって週末は+174円の2万6,827円と想定より1,000円以上高く終わりました。ただし、2万7,000円水準までは真空地帯で買い戻し中心の上げでした。

 3連休明けの今週は、2万7,000円水準からは上値の重い展開が想定されます。上への動きはウクライナとロシアの停戦期待にかかっており、予測は難しいところですが、来週は3月期末の権利付最終日があり、この配当を再投資する期待から底堅い動きが想定されます。

 チャートをみると2月10日の2万7,880円が当面の上値ですが、2万7,000円からはやや上値が重くなるところです。当面は2万6,000~2万7,500円のレンジを想定。