今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 新年度に向けた新たな投資が相場を押し上げることが期待できます。オミクロン株の感染拡大が警戒感から相場に悪影響を与える場面もありますが、コロナへの脅威は後退しつつあります。

 また、バイデン政権は欧州諸国と違い、経済封鎖(ロックダウン)を回避する方針であることも回復を後押しすることになります。

 株式投資の恐怖心理の程度を示すVIX指標は低下し、投資意欲も再燃しつつあります。

先週の動き

 先週の予測では、クリスマスを控えて市場参加者が限定的となり調整色が強まるという見方とFOMC(米連邦公開市場委員会)通過で金融政策の方向がハッキリし、投資しやすくなるという2つの見方があるとしました。

 週始めは前週末の急落を引き継ぎ、FRB(米連邦準備制度理事会)の金利引き上げを嫌気し、またオミクロン株の感染拡大もあり、17日(金)の▲532ドルに続き、20日(月)は▲433ドルの3万4,932ドルと1,000ドル近い下げとなりましたが、その後はリスク回避の巻き戻しとなり、21日(火)+560ドル、22日(水)+261ドル、23日+196ドルと3日続伸で3万5,950ドルと反発しました。24日(金)は、クリスマス休場でした。