今週の指標:日経平均株価

 今週も市場ボリュームは低水準にとどまるとみられ、そうなると先週のように2万9,000円に接近するともみあう展開となりそうです。

 柴田罫線のチャートをみてわかるように、この半年間は8月20日の2万6,954円を安値とし、9月14日の3万795円を高値とする三角保ち合いを形成しており、現在はこの中で煮詰まり2万8,000~2万9,000円のレンジ内での動きとなっています。

 先週は、安値12月20日の2万7,893円の下値のフシで止まり、その後は24日の2万8,870円まで上昇。前週2万9,100円以上を超すと上放れとしましたが、この保ち合いをみるとよく分かります。

 この三角保ち合いを上放れすると次は11月4日の2万9,880円です。ここをぬけると3万円挑戦となります。

先週の動き

 先週の予測では、2万8,000~2万9,000円のレンジの中で上下動としました。

 結果的には、20日(月)の▲607円の2万7,937円の大幅安を目先の底にして反発し、NYダウも大きく戻りを試す動きとなっていたことで、日経平均も21日(火)~23日(木)は3日続伸となり、週末は▲15円の2万8,782円と小幅反落で引けました。

 チャートをみると2万8,000~2万9,000円の中のもみあいというより、2万8,000円を少し切って2万9,000円まで戻りを試す動きといえました。クリスマス休暇で外国人投資家が参加しておらず、薄商いの中を先高期待で戻したという状況でした。