インフレは一過性ではない!?米金利、ドル/円、ゴールドが上昇
昨日発表されたCPI(米消費者物価指数)は、前年同月比では6.2%上昇と1990年以来の高い伸びとなった。ここからは景気減速下にあってもインフレ抑制を急ぐ必要性が生じる可能性があり、米金融当局は比較的早期に試練に直面するだろう。
アリアンツの首席経済顧問モハメド・エラリアンは、「インフレが予想以上に過熱している」とツイートし、インフレを一過性と軽視することが経済的にも社会政治的にも「真の問題」になりつつあると主張した。
米国の5年期待インフレ率は3.13%と過去最高を記録し、短期金融市場では、米国の利上げ開始の予想が来年7月に前倒しされている。
足元で米国の金利が下がっていたのは、米財務省がFRB(米連邦準備制度理事会)のテーパリング開始とともに国債発行を減らしているからだ。
しかし、CPIの発表を受けて米10年債金利が上昇、ドル/円も大きな上昇となった。そして、中央銀行のコントロール下にあるゴールド相場も、レンジの上方ブレイクで上昇相場を開始している。
米10年国債金利(日足)
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ドル/円(日足)
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出所:楽天MT4・石原順インディケーター
ドル/円(月足)
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出所:楽天MT4・石原順インディケーター
ゴールドCFD(日足)
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出所:楽天MT4・石原順インディケーター