注目の米国ホテル株1:マリオット・インターナショナル

 マリオット・インターナショナル(MAR)はホテル業界の中で最もよく経営されている企業として知られています。世界で7,892のホテル、部屋数にして146万室を展開しています。

 同社は高級ブランドを中心に最も多くのブランドを展開しており、ていねいに顧客の特異なニーズに応えています。

 それら多くのブランドを一つにまとめたポイントプログラムが「マリオット・ボンボイ」です。これはマーケティング面でとても重要な役割を果たしています。

 同社の第3四半期決算はEPS(1株当たり利益)が予想99セントに対し99セント、売上高が予想37.1億ドルに対し39.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+75.1%でした。

 システムワイドRevPAR(販売可能客室当たり売上高)は前年同期比+118.4%でした。新型コロナウイルスまん延前の2019年と比べると、▲25.8%でした。

 米国・カナダの自社所有物件のRevPARは次の通りです。

ブランド RevPAR
(販売可能客室当たり売上高)
前年同期比
JWマリオット 133.2ドル +203%
リッツカールトン 254.66ドル +144.3%
Wホテルズ 152.07ドル +297.4%
マリオット 100.16ドル +345.2%
シェラトン 100.83ドル +617.5%
ウエスティン 119.69ドル +336.8%
コートヤード 83.23ドル +205.2%
レジデンスイン 120.56ドル +89.4%

 いずれも力強く回復中です。