注目の米国ホテル株2:ハイアット・ホテルズ

 ハイアット・ホテルズ(H)は高品質なサービスを主にビジネス客に提供しています。地域的には北米の割合が高いです。現在、99%のホテルが営業を再開しています。

 同社の第3四半期はEPSが予想▲35セントに対し2.31ドル、売上高が予想8.69億ドルに対し8.51億ドル、売上高成長率は前年同期比+113%でした。

 マネージド&フランチャイズド・ホテルにおけるシステムワイドRevPARは93.7ドルでした。これは前年同期比+137.8%でした。客室稼働率は54.7%でした。これは24.4%の改善でした。

 ブランド別RevPARは次の通りです。

ブランド RevPAR
(販売可能客室当たり売上高)
前年同期比
パークハイアット 143.59ドル +83.4%
グランドハイアット 90.93ドル +126.3%
アンダース 153.89ドル +200.8%
ハイアットリージェンシー 83.89ドル +174.5%
ハイアットセントリック 94.98ドル +235.9%
ハイアットプレース 84.06ドル +99.6%
ハイアットハウス 99.67ドル +87.3%

 客室稼働率は次の通りです。

ブランド 客室稼働率 前年同期比
(パーセンテージポイント)
パークハイアット 42.0% +14.4pts
グランドハイアット 47.5% +20.1pts
アンダース 52.2% +22.4pts
ハイアットリージェンシー 49.1% +26.2pts
ハイアットセントリック 58.2% +34.2pts
ハイアットプレース 65.7% +22.8pts
ハイアットハウス 71.4% +23.2pts

 RevPARの戻りはマリオットに比べると弱々しいですが、これは同社が大企業のビジネス客に強いことと関係しており、ビジネスマンがオフィスに戻ればいずれ回復すると思われます。