今週の指標:日経平均株価

 今週は基本的には、2万8,500~2万9,500円のレンジの動き。しかし、先週の動きを見ると2万9,000円水準からは上値が重い展開の可能性も。その要因は、31日の衆議院選の投開票があります。外国人投資家は政治に敏感なので、自民党の議席数がどのくらい目減りするのか用心しています。

 一方で、決算も本格化してくるので、業績発表で上方修正企業が増えれば日経平均の下支えとなります。

先週の動き

 先週の予測では、2万9,500円水準は累積出来高が多いところですので、ここを超えることができれば、日経平均は3万円を目指すことが考えられるとしましたが、目先的には19日の衆議院選の公示後の動きを見ながら、2万8,500~2万9,500円のレンジの中でのもみ合いとしました。

 結果的には、週半ばの20日(水)に日経平均は、2万9,489円まで上昇後、上げ幅を縮小して+40円の2万9,255円となり、21日(木)には、後場、円高をきっかけに仕掛け的な売りが出て、さらに見切り売りも加わって▲566円の2万8,688円まで下げました。

 22日(金)には前場、早い段階で2万8,546円まで下げた後は戻りに入り、日経平均終値は+96円の2万8,804円でした。目先は2万9,500円水準を試す動きとなりそうです。