正しくアクティブ型を見極めるには?

 アクティブ型の優劣を見極める指標としては、単純な騰落率の他、シャープレシオや各種のファンドスコアなどがあります。

 前提はあくまでも結果としてのリターンであり、コストは副次的な要素として参考程度に確認するにとどめておいた方がよいでしょう。

インデックス型は信託報酬が安いものを

 ただし、インデックス型同士の比較だと事情が少し異なります。

 同じベンチマークに連動するインデックスファンド群から商品を選ぶ際は、基本的に信託報酬が安いものを選んで差し支えありません。インデックス型の場合、投資期間が長期になればなるほど、信託報酬率の差が運用成績の差として反映されるためです。

 以上をまとめると、信託報酬で商品を絞り込んでよいのはインデックス型のみということになります。

 コストに関する正しい知識を身に付けることは、優良な投資信託を選ぶためにも重要です。

 まずはコストへのこだわりにがんじがらめになっていないか、ご自身の投資判断を見直すところから始めてみましょう。