今週の指標:ドル/円

<今週の見通し…ドルは底堅い値動きが想定されるが11月のテーパリング期待は根強い>

 ドルは底堅い値動きが想定されますが、9月21~22日のFOMCでは、金融政策は現状維持の見通し。今回のFOMCではテーパリングの重要性は指摘されても、開始時期は11月2~3日のFOMCまで延ばされる可能性は高いと思われます。

先週の動き

 週始めにドル/円は110.16円まで買われましたが、9月14日の8月米消費者物価指数が前年比+4.0%と上昇率は7月実績を下回ったことから、FRBはテーパリングを急がないとの見方が浮上し、ドル/円は109.11円まで下落。

 その後、8月米小売売上高が市場予想を上回り、長期金利の反発を受けて、リスク回避的なドル売りは縮小し、ドル/円は109.96円となりました。