9月15日の日経平均先物(12月限)は、日経平均より約180円低い水準で推移

 百聞は一見にしかず。それでは、実際に9月15日の日経平均先物(12月限)の値動きを、日経平均と一緒にご覧ください。

日経平均と日経平均先物(12月限)の日中足:2021年9月15日8:45~15:15

出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成

 ご覧いただくとわかる通り、株式現物と日経平均先物の売買が両方ともできる時間帯(9時~11時30分、12時30分~15時)、日経平均先物(12月限)は日経平均よりも常に約180円低い値がついています。

 これを見て、「日経平均先物(12月限)に日経平均の先安観が表れている」という誤った解釈をしないようにしてください。先物(12月限)は、理論値通りに値がついているだけです。

 9月の配当金の権利つき最終売買日である9月28日まで、この状況が続きます。ただし、配当金の権利落ち日である9月29日以降は、日経平均先物(12月限)は、日経平均とほぼ同値で推移するようになります。