日本株は割安、長期的に買い場の判断を継続

 不安材料が増えていますが、1つ良い材料があります。日本株が下落して割安になったことです。私は日経平均3万円でも日本株は割安と判断しています。

 今は、さらに下がったところで日本株を買える好機と見ています。将来的に日経平均は史上最高値(1989年12月の3万8,915円)を更新していくと予想しています(その根拠は別の機会に書きます)。

 ただし、短期的には、まだ下値余地が残っているかもしれません。今が、陰の極(下落の最終局面)とは言い切れません。時間分散しながら、割安な日本株を少しずつ買い増ししていくことが、長期的な資産形成に寄与すると判断しています。

 なお、割安な高配当株への投資について、6月15日に日経BPから発売された以下の私の著書で詳しく解説しています。ご参照ください。

「NISAで利回り5%を稼ぐ、高配当投資術」

 

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