※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
[動画で解説]配当利回り8.4%、PER2.8倍 日本郵船に引き続きトレーディング妙味 逃げる心構えも必要
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大幅増配で株価急騰後でも配当利回りは8.4%に上昇

 投資の参考銘柄として、本コラムで日本郵船(9101)を紹介したのは今年の2月9日でした。以下よりご覧いただくことが可能です。

 2021年2月9日「海運・化学・石油・・・市況関連株に短期トレーディングの機会到来と考える理由」

 それ以降、株価は2.7倍(3,055円→8,370円)に上昇しましたが、利益予想の大幅増額修正と大幅な増配があったため、PER(株価収益率)は2.8倍まで低下し、配当利回りは8.4%まで上昇しました。利益モメンタム(勢い)の強さ、配当利回りの高さ、PERの低さを考えると、まだ投資妙味があるように見えます。

日本郵船の株価指標:2021年2月8日と8月17日の比較

出所:同社決算資料より楽天証券経済研究所が作成。2月9日配当利回りは、当時の1株当たり配当金(会社予想)を同日株価で割って算出。8月17日配当利回りは、現在の1株当たり配当金(会社予想)を同日株価で割って算出